どうも、おしゃべり大好きしんのすけでございやす。
最近、各方面から「ブログ読んでますよ!」と言われます。素直にめっちゃ嬉しいです。
さて本日はちょっとリクエストもありまして、私の学生時代の身の上話になります。
これが絶対おすすめ!という話ではないのですが、一つの事例、一つの手段としてご参考にしてください。
実績をつくる一つの手段
実績はどうすれば?
以前にこんな質問を受けました。
案件紹介サービスなどを使って受注したいのですが、実績がない人(未経験者)は門前払いされます。
実績を積まないといけないのですがどうしたらいいですか?
ーープログラミング初学者の女性
たしかにいきなり実績を作るのは大変そうなイメージですよね。
特に最初の一歩はどこから踏み出せばいいのかわからないと思います。
アルバイト
実績を作るにもいろいろな方法があると思いますが、私の場合は、大学時代に学内ベンチャー企業でのアルバイト経験が、プログラマとしてのデビューでした。
以前の3倍見積もり法の記事にも少し触れてます。
アルバイトといえども、お金をいただいて成果物を作る限りは、プロの端くれです。
自分がやった部分の仕事については、立派な実績であると胸を張って言えるかと思います。
インターンもアリ
アルバイトも一つの実績ですし、同様にインターンの形でもいいかと思います。
インターンも、私が学生の頃(2007年頃)と現在とでは、かなり様相が変わってきています。
ここ最近では企業側もすごく積極的にインターンシップを採用されているみたいです。
私の周りの企業さんも、みんな競い合って良いインターン生を受け入れようと必死に探されているように感じますし、インターンでもアルバイト同様お給料がきちんと出るそうです。
そして、今やインターンは、学生さんだけの専売特許ではなく、フリーターや第二新卒の方向けにも広く間口を開けて募集されてる所も多いようです。
アルバイトに入ったときの経緯
現場経験が積みたかった
私は工学部の情報学科卒でして、情報系の勉強は当時していたのですが、習うことと言えばいかんせん座学中心の理論や理屈ばかりでした。理論ももちろん大事なのですが、「将来、開発現場で使う知識ではない。もっと将来に直結するような実践的な勉強がしたい」と次第に考えるようになっておりました。
そのとき既に、いろいろとモノは知ってるのに、実際には作れない。というエンジニアにあるまじき頭でっかち人間でして、これはまずいだろうと、不安に思っていました。
掲示板に救いあり
そんなある日なにげなく学内のバイト募集掲示板を見ると、
なんとそこに、プログラマーのアルバイト募集チラシが掲載されているではありませんか!
おぼろげな記憶ですが、たしかだいたいこんな感じの内容でした。
工学部キャンパス
学内ベンチャーインキュベーションキャピタル
プログラマー募集
C, VisualC++ など使います。工学実験用 科学技術計算ソフト開発
時給2000円
シフト応相談
興味しんしんだったのですが、この職務内容を見て、自分には出来ないとビビってしまい、私は連絡をしませんでした。
しばらく経ち、学内掲示板にバイト募集チラシは無くなっていました。。。
直接メールする
1ヶ月か2ヶ月かぐらい経った頃でしょうか。
やっぱり、あのチラシのことが頭から離れず、現場経験が積みたかった私は、バイト募集はもうされていないけれども、ホームページからメールアドレスを見て、直接メールを送信することに致しました。
内容は、だいたいこんな感じだったかと思います。
以前バイト募集のチラシを拝見致しました。
そのときは勇気が出ず、応募できなかったのですが、忘れることが出来ずメール致しました。
記載されていた職務を私は現在こなせませんが、開発現場の実務を積ませていただいて
勉強させていただきたいと考えております。
雑用でもなんでもする所存です。
お忙しいとは存じますが、一度、ご面接の場を設けていただけませんでしょうか?
面接、そして
結果、社長から直接、すぐにご返信をいただきまして、面接をしてもらえることになりました。
ガチガチに緊張して面接にいきましたが、とても優しい対応をしていただいたことを覚えています。
そして、「週どれくらい入れる?」みたいな話になり、拍子抜けするほどカンタンにアルバイトとしてご採用いただけました。
最初はテスターとして
まずは、社員の方が実装されたプログラムが、仕様書通りの挙動となっているか操作テストを行うテスターとしての仕事を任されました。今でこそPHPUnitなどのテストツールがどの現場でも当然のように使われていますが、当時はすべて手動でテストしていました。時給は1000円でした。
最初は見るものすべてが新鮮に写り、何をするのも楽しかったです。が、1ヶ月もテスターをしているとどうしても同じ操作の繰り返しばっかりをやっているので飽きてきてしまいました。
そんな私の心を見透かしたかのように、社長がプログラミングの開発案件を振ってくださって、IBM DB2の構築、Perlのテキスト処理案件、PHPのフレームワーク開発案件を順にこなしていくことになりました。
そのほか、計算専用の高スペックマシン(ワークステーション)の組み立て、みたいなお仕事もあって、学内の研究施設に納品したのですが、当時の学内ベンチャー企業っぽい雰囲気の仕事でとてもおもしろかったです。
細かな違いはあれど、そのとき現場で学んだことと現在実務で作業していることに、大きな隔たりはないと思います。
今から振り返ると、あのとき勇気を出して送った、たった一通のメールが実は、その後の人生のターニングポイントだったんじゃないかなぁと思っています。
まとめ
最近は、就活アプリ・バイト探しアプリなど便利なものがたくさんありますし、その掲載されている求人の中から気に入ったものを「選んで応募する」という方法が当たり前になってきているのかもしれませんが、自分が興味のある会社を見つけたのであれば、普通にホームページの問い合わせから「面接してほしい」というメールを送れば、大概面接してくれるかと思います。(そういう人は珍しいので、それだけで差別化が図れます。)
求人を出していないから。とすぐに諦めるのではなく、自らアクションを起こしてみてください。
実務経験を積むということは案外シンプルなものだと伝えるつもりで書きましたが、ご参考になったでしょうか。ちょっと定かではありませんが、一つの事例としてご紹介させていただきました。
以上、ただの昔話でした。