フリーランスが相撲の魅力について語ります。その1

どうも、相撲ファンしんのすけでございやす。

明日から、両国国技館で15日間に渡って大相撲 夏場所(5月場所)が催されます。

というわけで、本日は「相撲」について、その魅力を皆さんにほんの少しご紹介したいと思います。

題に「その1」と書いてある時点でご察しかと存じますが、シリーズ化する気まんまんです。笑

その2はいつ頃書くかは未定ですが、このブログの本筋テーマとちょっとズレますので、まあ息抜き程度の頻度にしたいとは思います。

相撲は人気がない!?

少し寂しいのですが、私の周りに、お相撲が好き!という同世代の方は少ないです。
というかあんまり会ったことがありません。いつも相撲の話をしてるのは同じ趣味の妻ぐらいなもんです。

そこで、相撲の魅力を私がお伝えすることで、ちょっとでも興味を持つ人が増えれば光栄であります。

超絶人気で、チケットが入手困難!

人気がないのかというとそんなことはなく、大相撲のチケットは連日「完売御礼・札止め」であり、「売り切れ御免」なのであります。

私も大阪場所を見に行こうと、開催1ヶ月前に予約開始される先行販売チケット(追加料金あり)を取ろうとしましたが、それも抽選となるほどの人気ぶりなのであります。(ちなみに無事チケットは取れて観戦にいけました。)

相撲とフリーランスの相性はバッチリ

相撲が若い人に見られない最大の理由は、時間の都合が合わないことだろうと思います。
15日間連続で開催され、幕内だけでも2時間かかる取り組み全体を毎日通して観る。というのは、忙しい現代人からして、やはり厳しく、さらに言えば時間帯が16時頃〜18時となりますので、働いている人にはまずリアルタイムで観ることは不可能になります。

サッカーのように休日考慮の日程でもなく、野球のようにナイターもありません。(過去に1場所だけ実はナイターを試されたようですが、力士の体調が狂うとのことで無くなりました)。
これでは時間に余裕のある人しかハマるキッカケがないのも頷けます。

そこに来て、フリーランスは時間的自由があります!

私自身、ファン歴は浅くしっかり観るようになったのは2017年の初場所からです。ちょうどフリーランスになった頃からその魅力にハマったのですが、それ以降は毎場所欠かさずチェックしています。

相撲には、ご年配のファンが多いことからも、やはり時間的自由人が好む傾向があると言えます。

相撲の魅力

私が思うに、相撲の最大の魅力は、以下の3点です。

  • 一瞬の勝負に光る多彩な技
  • 個性豊かなキャラクター
  • 宗教性と歴史・文化

一瞬の勝負に光る多彩な技

相撲は初見で、疑問と誤解が生まれる点が多く、そこが味であり、乙な良さだと思います。

私は最初、デブとデブがドーンとぶつかりあって、相手より重いかパワーが強いものが勝つシンプルなゲームだと思っていました。

ところが、相撲はシンプルどころかとても複雑なゲーム性があります。
勝負は一瞬で決まるのに、その一瞬の中でものすごい技をかけ合っています

お互いに相手の出方や、自分の得意とする戦術、心理の駆け引き、その瞬間の体躯、などいくつもの条件を瞬間的に判断して技の応酬を繰り広げているのです。

スローモーション再生と、テレビの解説のおかげでなんとか理解ができるのですが、よくこんなに短い時間にこれだけの技を互いに掛け合えるなと惚れ惚れします。

横綱レベルになると、相手に技を出させないよう自分の型にうまく持っていき、流石だなと思いますし、力量の均衡する者同士の取り組みは、バチバチ互いの技をこれでもかと出し合って、見ていてとても面白いです。

達人レベルの者同士が、刹那(せつな)の間に、目にも止まらぬ電光石火の技を掛け合って勝負が決着する。

こういう表現をすると、まるで少年漫画のバトル演出みたいですが、まさにこんな感じなのです。

個性豊かなキャラクター

力士は、廻し(まわし)を締めただけの裸体のうえに髷(まげ)。と同じ格好なので、最初は見分けがつかなかったのですが、観ているうちにとても個性が豊かであることが分かりました。

細かなエピソードを紹介するとキリが無いので簡単に。

  • 貴景勝は見た目ボールみたいでかわいいが、実は押し相撲にもってこいの体
  • 荒鷲はインタビューでめっちゃ小声(ウィスパーボイス)
  • 稀勢の里は土俵下で待ってる時、変顔をしてた
  • 豪栄道は強いのに、初日に下手な負け方したら残り期間ずっと叩かれるw
  • 遠藤が笑顔を見せるのはコマーシャルのときのみ
  • 御嶽海は稽古では弱いのに本場所だと強い
  • 炎鵬は小兵なのに、自分より大きい相手をばんばん倒す
  • 行司・晃之助は、手をちゃんとつかない人に厳しいw
  • 解説・北の富士勝昭さんの奔放な辛口コメントがウケる

それぞれ個性派が各々の色を出して大相撲をカラフルに彩っています。

やっぱりオススメの見方はこういった特長ある面々の中からご贔屓(ひいき)を見つけることですね。
AKBグループのように押しメンを見つけて、その人を応援することで15日間白熱することができます。
好きな力士って見ているうちに勝手に決まってきちゃいます。

宗教性と歴史・文化

相撲は、めちゃくちゃ宗教色が強いスポーツです。
よく「神事」であって、スポーツではない。と言われたりもします。
神事とは、神さまへのまつりごとであり、儀式を指します。

もとをたどれば、わたしたちのご先祖さまは、五穀豊穣や無病息災を願って、神さまに毎年採れたお米やお魚を奉納(献上)しておりました。

「今年もこれだけ採れました、ありがとうございます〜。」ってことですね。

ご先祖さまは考えました。
プラスアルファで、なにか神さまに喜んでいただくことはできないかな?

そうだ!力比べをして神さまへエンターテインメント(余興)を奉納しよう!

というわけで、日本の古来から現在に至るまで相撲が続いてきたわけであります。
ですから長い歴史の中、成熟されてきた伝統があって、パッと見では意味が理解できない所作もたくさんありますが、それを律儀に受け継いでいる理由はこれです。

「俺が生まれたときには既にそうだった。
じいさんもそう言ってた。
じいさんのじいさんもそう言ってたらしい。」

今も昔も、神さまを喜ばせるための儀式を一生懸命やり、今も昔もそれが大衆の娯楽になっている。
という構図が自分の目にはとてもおもしろく写ります。

とりあえずまとめ

以上、なるべく自分なりの言葉でお相撲の魅力をお伝えしてみました。
もし興味を持たれたらちょっとだけでも夏場所をご覧ください。
NHKやAbemaで観れます。

続編はいつになるかわかりませんが、また書けたら書きます。