フリーランスになるメリット・デメリット。抑えておくべきは1個ずつ

どうも、フリーランサーしんのすけでございやす

本日の話題は「フリーランスになることのメリット・デメリット」についてです。
よくありがちな話題ですし、みんな論じてますが私なりの考えを記したいです。

結論

先に結論を申し上げます。

フリーランスになることのメリット・デメリットはいろいろ挙げられるように思うかもしれませんが、詰まるところ、メリット・デメリットで抑えておくべき点はそれぞれ1個ずつです。

こちらです。

  • ≪メリット≫ デメリットに対して対策できること
  • ≪デメリット≫ 信用が低い

詳解

どういうことか、私なりの考えをご説明します。
まず、一般的に言われているようなメリット・デメリットにはどういったものが挙げられるでしょうか。
思いついた限りですが、順番に挙げていってみます。

メリット

フリーランスになることで得られる特典。メリットは...

  • 成果次第で儲かる
  • 努力がお金と信頼で返ってくる
  • 経費でいろいろと落とせる
  • お客さんと仲良くなれる
  • 会社の商品ではなく自分を売る
  • 自信がつく
  • 倒産しても生きていける
  • 自由な時間を得られる
  • 好きなことで食っていける
  • 好きな場所で仕事できる
  • 仕事を断れる

なかなか魅力的な内容に見えますよね。

最後の項目なんかが顕著な例だと思うのですが、会社員として勤めている限り、上から指揮命令される立場にあるので「仕事を断る」という選択肢はまずありませんね。しかし、フリーランスの場合「仕事を断る」ことが可能です。むしろ人気のフリーランスは仕事依頼がひっきりなしに来ますが、体は一つしかないため、お断りすることの方が多いです。

場所や時間や仕事内容をはじめ、いろんなものが「自由」です。

デメリット

次に、会社員を辞めてフリーランスになることで失うもの。デメリットは何が挙げられるでしょうか。
言い方次第なところもありますが、だいたいこんな感じでしょうかね。

  • 厚生年金がない
  • 法的に守られていない
  • スケール感の大きい仕事は一部のみしか担当できない
  • 収入が不安定
  • 有給休暇なし
  • 確定申告が面倒
  • 孤独を感じる
  • 上司に指導してもらえない
  • お金関係・契約・営業等、知識が必要
  • 不景気に弱い
  • 信用が低い

どよ〜んとした不安な気持ちにさせられるワードばかり並んでますね。

抑えておくべきたった一つのメリット

先に申し上げていた、抑えておくべきたった一つのメリットは、
「デメリットに対して対策が打てる」
ということでした。

そこで、上記のデメリット一覧をもう一度見直して欲しいのですが、
これらのデメリットのほぼすべてに対して、自分の工夫次第でどうにかなります。

厚生年金がないのは当然ですが、自分で儲けて個人年金や、小規模事業者共済などに加入すればよいです。
収入が不安定なら、安定化させるための収入源を確保するなり、契約上の工夫を凝らしましょう。
有給休暇は当然ないですが、その分たっぷり儲けたら、たっぷり休みを自分で作ればよいのです。
上司からの指導はしてもらえないけれど、びっくりするくらい周囲の社長さんや同業の個人事業主さんから珠玉のアドバイスをいただける立場になります。皆さん苦労しながら通ってきた道だから、同じ立場の後輩に優しいのです。先輩の言葉に耳を傾ける姿勢さえあれば、みなさんノウハウをボンボン無料で提供してくれます。
知識が必要だったり、経理・税務がわからなかったり、というのは必要性を感じたときに勉強すればいいだけです。そんなのはイージーです。勉強する気が無いなら、会社員だろうが、自営業だろうが、うまくいきません。

しかし、1つだけ対策の打ちようがない問題があります。

抑えておくべきたった一つのデメリット

対策の打ちようがない問題。
それが、唯一のデメリット
「信用が低い」
という項目です。

「信用が低い」という言葉の意味は、「お金を借りにくい」ということです。
これはしょうがないことかもしれませんが、個人事業主という立場は会社員に比べて収入が不安定なため、銀行から信用度は、かなり低く見られてます。
住宅ローンや、事業の運転資金などを借りたくても借りれないことも大いにあります。

これを対策しようとすると、一般的方法としては「お金を少額からでも借りて、きちんと返す。」これを繰り返すことで、信用ランクを上げていく。というものがありますが、これを事業規模拡大のためにどんどん転がしていくのであれば、もはや法人を立ち上げるべき話だと思うので、フリーランスの立場としての対策ではないかなと感じます。

そのため、フリーランスとして抑えておくべきデメリットとして、信用が低い点は覚えておいた方が良いというアドバイスをさせていただきました。

先を見る目

でも、世の中の潮流を客観的に見たときに、フリーランスの立場がこのままということは無いようにも思います。

これから働き方改革がどんどん加速し、フリーランスという働き方がもっと一般的になってきます。
この10年で、ブロックチェーンとAIが台頭してきて、銀行の役目がゆっくりと代替されていくことでしょう。
ゆるやかなグラデーションを描きながら、各々の生き残り合戦の構図の中で、フリーランス優遇する施策も多少は出てくるでしょうね。

まあ、そのときに私がどうなっているのかは全く想像もつきませんがw
いずれにせよお金の勉強をして、マネーセンスを磨いていきたい所存です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。私の考えるフリーランスのメリット・デメリット論でした。

フリーランスを一言で言うなれば、
自分の人生を自由に謳歌できる。ただし、すべてにおいて自己責任の名のもとに。
といったところでしょうか。

昨今、経団連会長やトヨタ社長が「終身雇用はオワコン」って言ったり、国も「年金が足りません」って言ったり、みんなうすうす気づいてたけど気づかないフリをしてごまかしてきてたことを、ハッキリと明言されるという事態になってきました。

世の中全体はちょっとずつ、だけど確実に、自己責任を強いる方向に流れていってる。
だったら自由を謳歌した方がいいんじゃないか。

そんな風に思う今日このごろです。
本日は以上です。