どうも、コワーカーしんのすけでございやす
これまでも何度かご紹介しておりましたが、私は大阪・本町にあるコワーキングスペースを利用しております。
オフィス難民となってさまよい歩いていた私にとって、コワーキングスペースは都会の砂漠で出会ったオアシスのような存在です。
そこで本日は、このオアシスにたどり着くまでの仕事場環境の変遷と、コワーキングスペースを使うべきメリットを、実際に利用しているフリーランスエンジニアの目線からご紹介したいと思います。
自宅
以前の記事(ダマされるな!リモートワークに隠された3つのウソ)で、自宅では仕事がしにくい場合があることをご紹介させていただきました。
自宅で働くと発生する問題として以下を挙げました。(過去記事から引用)
- 家族に邪魔される。
- 邪魔はされないけど気が散る。
- 周囲から働いてないかのように勘違いされる
- 外出する用事がなくて、一日も家から出ないと、気が滅入る
- 仕事上のストレスを近くにいる家族にぶつけがち
- オンとオフの切り替えが出来ない
- 独り身だと誰も話し相手がいない(リアルに声帯が弱る)
- 圧倒的運動不足になる。 → 肥満。腰痛。睡眠障害のコンボにつながる
- 身なりに気を遣わなくなり、不衛生になる。
さらに付け加えるならば、以下のデメリットもあります。
- マンガ・お菓子・テレビなどなど、誘惑が多すぎて、集中できない
- 誰にも監視されていないので、ついついサボッてしまう
- ググるなり、イベントに参加するなりして、情報を取りにいかないといけない
集中できなくてダラダラしちゃうのは、完全に自分のせいなのですが、もとより人間は意思の弱い生き物です。自宅で一人で仕事しているのに、職場で上司に睨まれているときと同じパフォーマンスはなかなか出せないものです。
フリーランスになった人が、まず最初に直面する問題は、自分のダメ人間っぷりと向き合わなければならないというものです。みんな、独立する前は、「私は大丈夫」って思いがちなのですが、誰も彼も誘惑に負け、自堕落生活へと吸い込まれ一回は廃人化の経験をするといいます。(しんのすけ調べ)
ひとまず、自宅から出ましょう。
ひとり事務所
ド田舎で激安の事務所を借りて、パソコン教室を開講した話を先日書きました。
その過去の経験がありましたので、大阪でフリーランスとして独立・再出発した際も、すぐに事務所を借りました。
事務所利用が可能なアパートの一室を借りて、仕事場としました。自宅から自転車で15分ほどの距離で、大学が目の前の学生さん向けアパートですね。1K6畳、家賃2.2万円。これもまた激安物件でした。
ただ、パソコンさえあれば他になにも要らないので、「ミニマリストの部屋」みたいな雰囲気でした。
当時の写真
ここに友達を呼んで、一緒に作業したり、ジモティーで知り合った人を招いて、一緒にもくもく会を開催したりしました。でも、ほとんどは、ほぼ一人で作業していました。
オンとオフの切り替えや、通勤することによって運動不足解消など、多少メリットを実感することもありましたが、やはり一人でいる限りは、さきほどのこのデメリットには全然対応できていませんでした。
- 誘惑が多すぎて、集中できない(Youtubeがオススメ動画推してくる...)
- 誰にも監視されていないので、ついついサボッてしまう(Youtube見だしたら止まらない)
- ググるなり、イベントに参加するなりして、情報を取りにいかないといけない
数名で起業されている場合なら話は違ったでしょうが、私のような個人の方は、アパートの一室を借りることはあまりおすすめしません。
自宅と合わせて、二重に家賃・電気代・通信費もかかってしまうので、無駄が多いです。
そしてなにより寂しいです。
喫茶店
喫茶店も、職場の候補の一つですね。
スタバなど喫茶店でMacを広げてドヤりながら、作業したこともあるにはありますが、やはりガッツリ作業はしにくいですね。
喫茶店で作業しにくい理由
- 大きなモニタが使えない
- 椅子が固くて長時間座れない
- 電源確保できないときもある
- トイレに立つ時、パソコンや荷物をそのままにしておけない。荷物を持ってくと席が横取りされていたりする
- 店の営業時間に左右される(閉店のタイミングは必ず仕事のキリわるい説、濃厚)
- 1杯200円のコーヒーで5時間以上粘ってると、申し訳ない気持ちになり、不必要な軽食を注文して、太る。
- 騒がしくて集中できないときもある
こういった理由からメインの職場としては使いにくいです。
しかし、たまに喫茶やファーストフード店で作業することは今でもあります。
ぼーっと考え事するときには、案外いい仕事場ですよね。
コワーキングスペース
そして、流れ流され漂流し、辿りついた先が「コワーキングスペース」でした。
現在の私の仕事場はこんな感じで、自分のお気に入りのキーボード・モニタ・チェアを置いてます。(本体はMacBook)
ロッカーも備え付きがあります。
ちなみに席は、24時間365日利用可能です。月額2万円です。
私が考えるコワーキングスペースを利用することで得られる大きなメリットは以下の3つです。
- 孤立しない
- モチベーションは伝染する
- お仕事や情報をもらえる
孤立しない
やはり一番はたくさん人がいる空間である、というところですね。多くの人が出入りする空間に毎日通うなかで、顔見知りが増えて、仕事の合間にちょっと雑談したり、一緒にご飯に行ったりできるというのは、大きな価値だと思います。
寂しがり屋の私からすると、直接会話することはなくとも、誰かが側にいるという安心感はありがたいものです。
モチベーションは伝染する
周囲の人が一生懸命仕事をされている空間なので、自分にもそういった気持ちが伝播してきて、お仕事頑張ろうという気持ちにさせられます。Youtube見てだらだらすることもありません。
流されやすい性格なので、いい方向に流していただいて、助かります。
これは、勉強するときに大きめの図書館に行くのと同じ感覚ですね。でも図書館でキーボードバチバチ叩いてるとヒンシュクを買うので仕事場としては向きませんね。それに比べてコワーキングスペースは、みんな仕事でバチバチしているので居心地がいいです。
お仕事や情報をもらえる
自宅や事務所にこもって作業していると、情報がまったく入ってこない点は想定外でした。上に挙げたデメリットでも書きましたが、ググったりネット徘徊したりして、自ら情報を取得しにいかないといけません(PULL型の情報取得)
やはり質の高い情報源は、人のクチコミです。会社員のときは職場で何気ない会話からいろいろと、情報が入ってきていましたが、それが断たれると自分が興味ない分野について知る術が無くなります。
それが今では、仲良くなったコワーキングスペースの会員さんから、「こういうの知ってます?最近流行りのコレ試してみました?」と待っているだけで日々、最新情報を教えてもらうことができます(PUSH型の情報取得)
さらに、ありがたいことにお仕事をいただく機会もあります。サイト制作の他にも、こちらの記事にて触れましたが、セミナーイベントの登壇のご依頼もコワーキングスペースのつながりからいただいた案件です。
それぞれ会員さんは、なにかしら特技をお持ちなので、お互いのスキルを生かして助け合いをされている場面もよく見かけます。
そういう場所に身を置いていると、自分も社会にいるんだな、世の中と繋がっているんだな、私はここにいていいんだな、などと思えたりします。
部屋で一人、モニターとにらめっこしているだけでは味わえなかった感覚です。
まとめ
簡潔にまとめますと、寂しがり屋のフリーランスはコワーキングスペースを利用すべきです。
ご参考になりましたら、幸いでございます。